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Google AdSense(以下、Googleアドセンス)はブログ収益化のために必須です。
アドセンスの内容や審査に通るコツを解説します。
一発合格を目指しましょう!
Googleアドセンスとは
Googleアドセンスは、Googleが運営しているクリック単価型の広告のことです。
サイトに適した広告、ユーザーに適した広告をGoogleが自動で表示してくれます。
Googleは様々な企業とパートナー契約を結び、その企業の広告を貼られることで、広告収入を得ています。
アドセンスの仕組み
Googleアドセンスは、ユーザーがサイト内の広告をクリックすることで報酬が支払われます。
登場人物や仕組みは、次のとおりです。
広告主 | 商品やサービスの認知度を上げたい人 |
広告主の広告をブロガーのサイトに配信する人 | |
ブロガー | ブログで広告を掲載する人 |
ユーザー | 広告に興味を持ち、クリックする人 |
仕組み
- 広告主は、Googleに商品の広告を依頼
- Googleは、ブロガーのサイトに広告を配信
- ユーザーは、ブログにある商品の広告をクリック
- 広告主はGoogleに広告費を支払
- Googleはブロガーに報酬を支払
一言でいうと、ブロガーが広告の場を提供することです。
よって、アクセスが多いサイトは報酬が発生する可能性が高くなり、少ない場合は全く報酬が発生しません。
Googleの公式サイトでは次のように解説されています。
余談ですが、YouTube広告もGoogleアドセンスの一部です。
YouTube広告を始めるにはアドセンスと同様、アカウントを作ってYouTubeパートナープログラムに申し込みます。
アドセンスの審査
審査は、Googleが「広告を載せるのにふさわしいWebサイトか?」という点で判断されます。
Googleが公表している利用条件は次のとおりです。
- 他にはない魅力があるか
- 操作が簡単でわかりやすくなっているか
- ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがあるか
要約するとこうなります。
- テキストや画像を使って、ユーザーが求めている情報を簡単に見つけられるようになっている
- 項目やテキストに統一感をもたせ、メニューを用意し、ユーザーの利便性を高めている
- 価値のあるコンテンツを用意し、サイトの成長性を感じさせるものである
審査期間は、最短1日、最長数か月と、審査されるサイトの中身によって変わってきます。
アドセンスの申請方法
申請は次のステップで行います。
- Googleアカウントの取得
- Googleアドセンスでの利用申込
- アドセンスのコードを取得
- WordPress管理画面の「外観」のテーマエディターの選択
- テーマヘッダーのheadタグにコードを貼り付け
テーマヘッダーにコードを貼り付ければ申請は完了です。
審査に合格すると、Googleアドセンスから「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」という件名のお祝いメールが届きます。
合格するための絶対条件
審査について調べてみると、一発合格の方もいれば、何回も挑戦した方もいます。
一発合格を目指すために、条件を3つのカテゴリー(絶対、必要、推奨)に分けて解説します。
まずは絶対条件です。
独自ドメインを取得する
Googleは無料ブログでの審査を受け付けていません。
独自ドメインを取得してから申請することになります。
ドメインの取得方法は次の記事を参考にしてください。
-
ドメインはこれに決めた!種類と取り方について知る B02
続きを見る
禁止コンテンツを含めない
Googleでは許可されないコンテンツと広告が制限されるコンテンツとして下記を定めています。
許可されないコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- 知的財産権の侵害
- 絶滅危惧種
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 不正行為を助長する商品やサービス
- 不適切な表示に関連するコンテンツ
- 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- 国際結婚の斡旋
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 児童の性的虐待と性的搾取
また配信が制限されるコンテンツがあります。
広告が制限されるコンテンツ
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 暴力行為を描写するコンテンツ
- 過度に猥せつな言葉や冒とく的な言葉を含むコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃火器や刀剣に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
- オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬のオンライン販売を宣伝するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
- Google Play ストアから削除されたアプリ
許可されていないコンテンツを含むと合格するのは困難です。
Googleがポリシーに反するサイトを認めるとは考えにくいからです。
これらの内容を含まないサイトで申請しましょう。
ジャンルを特定する
Googleの利用条件でまず挙げているのが「他にはない魅力があるか」です。
「ユーザーの関心を引き付け」、「詳しく知りたいと思ってもらえるような」サイトとは何でしょうか?
それは、「特定のジャンルを対象としたブログ」です。
ジャンルが特定されていて有益な記事があれば、Googleに「広告を掲載したい」と思わせることができます。
合格するための必要条件
次は必要条件です。
プライバシーポリシーを定める
面倒そうだなと感じた方もいるかもしれません。
広告主やGoogleの立場になってみましょう。
個人情報を軽視したサイトには広告は載せたいとは考えません。
プライバシーポリシーの設定方法は下記の記事を参考にしてください。
-
読者視点でアレンジ、トップページの記事の見せ方を知る W06
続きを見る
お問合せフォームを設定する
ユーザーからの相談窓口がないサイトは、ユーザーファーストとは言えません。
そのようなサイトが大きく「成長」することはないとGoogleにみなされてしまいます。
問合せフォームの設定方法は下記の記事を参考にしてください。
-
読者視点でアレンジ、トップページの記事の見せ方を知る W06
続きを見る
サイト運営者情報を掲載する
広告主、Google、読者にとって「誰が」書いているかは大事な情報です。
運営者の情報があれば、広告主やGoogleは安心して広告を載せられます。
読者も親近感がわき、記事に対する理解が深まります。
運営者情報については下記の記事の「サイドメニューとは」を参考にしてください。
-
自己紹介で信頼度アップ!メニューの作り方を知る W05
続きを見る
合格するための推奨条件
最後に推奨条件です。
2,000~3,000文字の記事を10記事のせる
記事の文字数があまりにも少ないと内容が薄いとみなされてしまいます。
記事数が少ないと、アクセスするユーザーは少ないとみなされ、審査に通りにくくなります。
記事数については色々と意見がありますが、10記事を目安にしている方が多いようです。
アフィリエイトなどの他の広告の除外する
他の企業の広告が張られていると、Googleの広告は不要とみなされ、審査に通る可能性が低くなります。
ただ、審査が難しいと言われているAmazonアドセンスの広告はそのままにしておいても大丈夫という意見もあります。
グローバルメニューを設定する
サイトにメニューがないと、記事へのアクセスがスムーズではないとみなされ、審査のマイナスポイントになります。
メニューについては下記の記事の「メニューとは」を参考にしてください。
-
自己紹介で信頼度アップ!メニューの作り方を知る W05
続きを見る
まとめ
- Googleアドセンスとは、ユーザーがサイト内の広告をクリックすることで報酬が支払われる「クリック単価型」の広告のことです。
- アドセンスの審査に通るためには、①独自ドメインの取得、②禁止コンテンツの除外、③ジャンルの特定、をクリアしている必要があります。
- 広告主やGoogleの立場になって、「広告を載せるのにふさわしい」かどうかを考えながらサイトや記事を作ってください。
グローバルメニュー | ホームページの各ページに共通して設置されるサイト内の案内メニューのこと。グローバルナビゲーションともいわれる。SEO対策としても有効。 |