結論ファーストで理解が深まる、本文の書き方について知る B07

相談者
記事の設計書はできましたが、具体的にどう書けばいいですか。

記事本文にもそれぞれ役割があります。その役割を解説します。
Sengoku

(この記事は約2,200字です)

解説の前に、ブログの記事の書き方や運営のエッセンスが凝縮された良書をご紹介します。

「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」と「沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション」の2冊です。

本は分厚いですが、チャット形式なので、さくさくと読み進めることができます。

なお、「沈黙のWebマーケティング」は、2020年9月にアップデート・エディションが発売されました。

すでに読んだことがある方も、変更点を比較したり、復習を兼ねて読んでみるのもよいかもしれません。

解説に戻ります。

記事の本文は、①導入、②本文、③まとめ、の3つのパートで構成されます。

重要なのは、結論を先に書くことです。

結論を先に言われると、「なんで?」と理由を知りたくなります。

理由を言われてから、結論を言われても、「そう。」と印象に残りません。

本文の構成ついて

本文は、導入、本文、まとめの3つで構成されます。

導入部分 サイトの最上段にあり、「タイトル」と「導入文」で構成
本文部分 サイトの中段にあり、「目次」と「見出し+解説」で構成
まとめ部分 サイトの最下段にあり、「まとめ見出し」と「まとめ文」で構成

導入部分(タイトル+導入文)

導入部分は、「タイトル」と「導入文」で構成されます。

検索結果で興味を持って訪れたユーザーが、まず「見る」ところです。

このまま読み続けるか、読むのをやめるか、を判断するところです。

導入部分で、ユーザーに「自分にとって役に立ちそう」と感じてもらうことが重要です。

本文部分(目次+見出し+解説)

本文部分は、「目次」と「見出し」と「見出しに対する解説」で構成されます。

目次は、見出しを集めたものです。

目次があると、記事の全体がわかる(長いか短いか、難しいか簡単か)ので親切です。

見出しは本文を集約して表現したもので、解説は本文内容となります。

目次でボリュームや概要を知り、見出しで要約を知り、解説で理解を深めます。

本文部分で、ユーザーに「そうなんだ!」と価値を感じてもらうことが大切です。

まとめ部分

まとめ部分は、「まとめ見出し」と「まとめ文」で構成されます。

まとめ見出しは、簡潔に「まとめ」とします。

まとめ文は、箇条書きで、本文の内容が要約した内容にしましょう。

まとめ部分で、ユーザーに「他の記事も読んでみようかな」と感じさせると、価値が提供できたことになります。

本文の書き方について

見出しは要約

見出しは、本文を要約したものにします。

見出しがないと、ユーザーは安心して読み進めることができません。

見出しの主な目的は次の通りです。

  1. ユーザーのため(目次がないと理解しにくい)
  2. 目次のため(見出しをもとに目次を作成)
  3. SEO対策のため(Googleが見出しをチェックし評価する)

文章は短く

文章が長いと、読む気が減少します。

逆に、話すように書くと短くなります。

「私は運動するのが嫌いだけど、健康のために、週に2回ジムに通っている」と話し言葉では言いません。

「運動するのは嫌い。でも健康のためにジムに通っている。週に2回だけど。」となると思います。

話し言葉の方が、テンポが良いので、理解しやすくなります。

読むより見る

箇条書きや表やグラフは「見る」ことができます。

「読む」より「見る」の方が疲れません。

箇条書きも「見る」に近くなるのでお勧めです。

まとめ

  1. 結論を最初に書くことで、ユーザーにとって印象に残る内容となります。理由を先に書くと話が長くなってしまいます。
  2. 導入部分で関心をひき、本文部分で価値を感じてもらい、まとめ部分で次の記事につなげましょう。
  3. ユーザーは記事全文を読むとは限りません。ユーザーの負担のかからない、「見て」理解できる記事にしましょう。

用語説明

設計図(design documents) 建築物やシステムに関する構造、形、機能などを定義したもの。ブログにおいては「記事」に関するターゲットやテーマを明確にするために作成します。
SEO対策(Search Engine Optimization) 主にGoogleの検索エンジンで上位に表示されるための一連の施策。検索ユーザーに良質なコンテンツを提供することが有効です。
コンテンツ(contents) 「中身」のこと。ブログでは「誰に」「何を」「どうやって」情報を伝えるかが明確に設定されていて、ユーザーが価値を感じる記事と解説されています。
導入、本文、まとめの概要と見出しまでは設計書でまとめておくことをお勧めします。設計書に複数の案を書き、比較できるからです。
Sengoku

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